人間生活学部のカリキュラム・ポリシー

人間生活学科 カリキュラム・ポリシー

本学科の教育目的に基づきディプロマ・ポリシーを実現するために、次の通りカリキュラム・ポリシーを定め、教育課程の編成をカリキュラム・マップによって示す。

  1. (カリキュラムの体系性及び順次性)
    ・1年次は大学共通の教養科目・外国語科目、及び学科共通の基礎的な知識や技能の修得を目指す学科共通科目を配置し、〈出会う〉〈深める〉〈彩る〉〈究める〉の四つに区分する。
    ・2年次以降には、人・社会・生活に関する知識・技能を修得するための科目〈出会う〉と、この修得した知識・技能から課題を発見しさらに探究を続けていくための科目〈深める〉、並びに創造・体験・連携を重視した科目〈彩る〉を配置する。
    ・なお、専修への配属は、学科共通科目を参考にしつつ2年次に決定されるが、3・4年次には各専門領域を深める演習や卒業研究〈究める〉を配置し学修成果を総合的に位置づけていく。
  2. (教養・外国語教育)
    ・DP各項目の基盤形成に資するために、1年次に全学的な幅広い教養科目を偏りなく履修することにより幅広い視野や多角的な視点の獲得を促す。
    ・多様な価値観を尊重する教育活動の一環として、外国語教育科目を主として1・2年次に配置して、個々の関心に応じた柔軟な履修を促す。
  3. (専門教育)
    ・現代家政専修には、自らと社会の生活の質向上に貢献できる実践的能力の育成を目指して、1年次に、人間の生涯発達における衣・食・住生活、生活経営・家族に関する基礎的知識の修得を目的とした科目(学科共通、専門基礎)、2・3年次には、家政学の専門的知識を深めることを目的とした講義科目と演習・実習科目、3・4年次には、家政学の各専門領域の内容を総合的に捉え、多角的な視点から生活課題を解決する能力を培うことを目的とした科目(総合)を配置する。
    ・社会福祉専修には、1年次(学科共通)に、ソーシャルワーカーを目指すための関心・意欲を高めるための「入門・概論科目」、2年次以降の専門科目群には、利用者及び制度・サービス、地域社会のしくみについて理解を深めるための「各論科目」及び「応用・発展科目」、さらにソーシャルワーカーに必要な専門的知識、高度な相談援助技術・能力を体得するために段階的に履修する3年間にわたる実習・演習のアクティブラーニング科目を螺旋的に配置する。
    ・プロジェクトマネジメント専修には、1〜3年次に(1)自らの考えを論理的に整理し表現する力を修得する「学びの技法科目」、(2)他者と協働して新たな考えを創出する力を修得する「ワークショップデザイン科目」、(3)社会の課題を発見する力を修得する「ソーシャルプロジェクト科目」を配置する。そして、(1)〜(3)を通して得た知識や技能を学外実践活動で活用し、経験を深めていく「プロジェクトマネジメント科目」を2〜4年次に継続的に配置する。
  4. (キャリア教育)
    ・卒業後をも見据え、学科の学びとキャリア形成との関わりを認識するために、1年次からキャリア教育科目を必修とし、社会で活躍してきた方々から学ぶ選択科目を2年次に配置する。
  5. (学修の方法と評価)
    ・共生的な視座で高い学習意欲と主体的な態度を身に付けるために、能動的学修の要素を取り入れた授業を提供し、学生が主体的に社会に関わる演習・実習を通して、困難な状況にもしなやかに課題に向き合い対応する機会を設ける。
    ・評価は、明確な評価基準による理解度や達成度を学生自身に確認させたうえで的確に行う。
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食物栄養学科 カリキュラム・ポリシー

本学科の教育目的に基づきディプロマ・ポリシー(以下DPという。)を実現させるために、次の通りカリキュラム・ポリシーを定め、教育課程の編成をカリキュラム・マップによって示す。

  1. (カリキュラムの体系性および順次性)
    ・1年次に大学共通の教養科目・外国語科目および学科の初年次教育科目・専門基礎科目を通して大学における学修の基盤形成を図る。
    ・2年次以降、専門科目を講義形式と実験・実習形式で段階性をもって体系的に配置する。
    ・3年次から臨地実習を配置し、管理栄養士業務の実際を学び、専門職としての視点と実践的スキルを養う。また、「卒業研究」に向けて段階的に取り組んでいけるよう卒業演習(ゼミ形式)を配置し、合わせてコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力等の汎用的能力や実践力を養成する。
    ・4年次には、卒業研究および将来のキャリアを視野に入れた選択科目を設け、DPに掲げる諸能力の統合を図る。
  2. (教養・外国語教育)
    ・DP各項目の基盤形成に資するために、幅広い教養科目を偏りなく履修することにより広い視野や多角的な視点を養成する。
    ・食と栄養に関する国内外の情報を収集・理解できるよう、科学英語能力等を養成する。
  3. (専門教育)
    ・管理栄養士学校指定規則に従い、専門科目を配置する。
    ・専門知識の基礎を養うため「社会・環境と健康」、「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」、「食べ物と健康」領域の科目を配置する。
    ・専門知識を身につけるため「基礎栄養学」、「応用栄養学」、「栄養教育論」、「臨床栄養学」、「公衆栄養学」、「給食経営管理論」領域の科目を配置する。
    ・臨地実習および総合演習で管理栄養士として必要な専門的知識と技術を統合する。
  4. (キャリア教育)
    ・学科の学びとキャリア形成との関わりを認識できるように導入科目を設け、早期から管理栄養士としてのキャリアデザインを考える機会を提供する。
    ・卒業後のキャリア形成を見据えた学科独自のキャリア教育として、学外実習や実践的な学習機会を提供する。
    ・栄養教諭の教員免許取得に関する授業科目を配置し、児童・生徒およびその家族の生活の質の向上に寄与するための力を養成する。
  5. (学修の方法と評価)
    ・講義・演習・実験・実習の別に関わらず能動的学修の要素を取り入れた授業を提供し、DPに掲げる能力を統合的に磨き完成段階の卒業研究へと効果的に導く。
    ・「授業科目の履修要項」における成績評価基準に従い評価を行うが、その評価の妥当性は必要に応じて学科会議で協議し、公正に評価が行われる。
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子ども教育学科 カリキュラム・ポリシー

本学科の教育目的に基づきディプロマ・ポリシーを実現させるために、次の通りカリキュラム・ポリシーを定め、教育課程の編成をカリキュラム・マップによって示す。

  1. (カリキュラムの体系性および順次性)
    ・本学科のカリキュラムは、専門に関する学びを得るために、子どもの教育という視点からアプローチする「子ども教育専修」、子どもの生活支援という視点からアプローチする「子ども生活支援専修」、各種実習や専門領域の研究法などを学ぶ「共通」の各科目群で構成し、子どもとそれを取り巻く人びとを支えるために必要な学びを多角的に捉える力を養う。
    ・1、2年次には大学共通科目である教養科目・外国語科目ならびに学科の専門科目のうち基礎科目や保育・教育の内容に関する科目等を配置し、大学での学修や専門的な学びの基盤形成を図る。
    ・3年次以降では、各種実習を配置し、大学で学ぶ理論や技術と保育・教育現場での経験を関連付けながら専門領域に関する学びを深め、多面的な視点で子どもや子どもを取り巻く環境を捉え、保育・教育を構想する力を育成する。
  2. (教養・外国語教育)
    ・ディプロマ・ポリシー各項目の基盤形成に資するために、1、2年次に幅広い教養科目を偏りなく履修することにより、広い視野や多角的な視点の獲得を促す。
    ・異文化理解の一環として外国語科目を主として1、2年次に配置し、個々の関心に応じた柔軟な履修を促す。
  3. (専門教育)
    ・1年次は、保育・教育・福祉の原理、人の発達の道筋など、子どもの成長・発達を支えるための基礎的な知識を修得する。
    ・2年次は、保育・教育・福祉の内容や技術に関する科目を配し、実際の保育・教育場面をイメージしながら、子どもの成長・発達を支えるために必要な具体的な内容について理解する。
    ・3年次以降は、これまで修得した知識や技術をさまざまな実習によって体得する。また現代の子どもを取り巻く環境を分析し、子どもの生活の質に関する問題解決に向けた実践や子どもを取り巻く人びとを支える力の基礎を育むために、社会の構造、対象理解の方法、問題解決の方法論などを多角的に学ぶ。
    ・4年次は、それぞれの興味・関心に基づいたテーマを追究する卒業研究を通し、社会の諸問題に研究的にアプローチする方法や、論理的思考を身につける。
  4. (キャリア教育)
    ・卒業後を見据え、学科での学びとキャリア形成とのかかわりを認識するために、1年次からキャリア教育科目を必修とする。
    ・幼稚園教諭一種免許状、小学校教諭一種免許状、特別支援学校教諭一種免許状、保育士資格、児童厚生員資格取得にかかわるカリキュラムを通し、障がいのある子どもを含むすべての子どもおよびその家族の生活の質の向上に寄与するための力や考え方を身につける。
  5. (学修の方法と評価)
    ・主体的に学ぶ態度や広い視野で物事を捉える思考力を身につけるために、能動的学修の要素を取り入れた授業を提供する。
    ・大学で学ぶ理論や技術を基盤とし、保育・教育現場および地域との連携を図り、学生が主体的に保育・教育現場にかかわる演習や実習を通して、子どもと子どもを取り巻く人びとの支援者としての役割に対する総合的な理解を深める。
    ・学生が自分自身の理解度や達成度を確認し、その後の学びのあり方の手がかりを得ることができるように、客観的で的確な評価を行う。
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