本学科の教育目的に基づきディプロマ・ポリシー(以下DPという。)を実現させるために、次の通りカリキュラム・ポリシーを定め、教育課程の編成をカリキュラム・マップによって示す。
- (カリキュラムの体系性および順次性)
・1年次に大学共通の教養科目・外国語科目および学科の初年次教育科目・専門基礎科目を通して大学における学修の基盤形成を図る。
・2年次以降、専門科目を講義形式と実験・実習形式で段階性をもって体系的に配置する。
・3年次から臨地実習を配置し、管理栄養士業務の実際を学び、専門職としての視点と実践的スキルを養う。また、「卒業研究」に向けて段階的に取り組んでいけるよう卒業演習(ゼミ形式)を配置し、合わせてコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力等の汎用的能力や実践力を養成する。
・4年次には、卒業研究および将来のキャリアを視野に入れた選択科目を設け、DPに掲げる諸能力の統合を図る。
- (教養・外国語教育)
・DP各項目の基盤形成に資するために、幅広い教養科目を偏りなく履修することにより広い視野や多角的な視点を養成する。
・食と栄養に関する国内外の情報を収集・理解できるよう、科学英語能力等を養成する。
- (専門教育)
・管理栄養士学校指定規則に従い、専門科目を配置する。
・専門知識の基礎を養うため「社会・環境と健康」、「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」、「食べ物と健康」領域の科目を配置する。
・専門知識を身につけるため「基礎栄養学」、「応用栄養学」、「栄養教育論」、「臨床栄養学」、「公衆栄養学」、「給食経営管理論」領域の科目を配置する。
・臨地実習および総合演習で管理栄養士として必要な専門的知識と技術を統合する。
- (キャリア教育)
・学科の学びとキャリア形成との関わりを認識できるように導入科目を設け、早期から管理栄養士としてのキャリアデザインを考える機会を提供する。
・卒業後のキャリア形成を見据えた学科独自のキャリア教育として、学外実習や実践的な学習機会を提供する。
・栄養教諭の教員免許取得に関する授業科目を配置し、児童・生徒およびその家族の生活の質の向上に寄与するための力を養成する。
- (学修の方法と評価)
・講義・演習・実験・実習の別に関わらず能動的学修の要素を取り入れた授業を提供し、DPに掲げる能力を統合的に磨き完成段階の卒業研究へと効果的に導く。
・「授業科目の履修要項」における成績評価基準に従い評価を行うが、その評価の妥当性は必要に応じて学科会議で協議し、公正に評価が行われる。