2024年度文化総合学科卒業研究題目

2024年度文化総合学科卒業研究題目

●現代社会専修

■異文化コミュニケーション

指導教員:伊藤 明美

・ジェンダー視点からみたディズニープリンセスの変遷と現代女性の意識について
・発達障害児をきょうだいに持つ者の対人関係をめぐる検討
・韓流ドラマの魅力の検討―社会的課題と登場人物の描かれ方を中心に―
・日本の女子大学における性別役割分業の再生産―大学および学生のジェンダー意識をめぐる検討―
・現代女性の結婚観―変わる意識・変わらぬ意識―
・娘の進路決定に与える母親の影響について
・日本における「ゆるキャラ」の受容について―「型」を破るとはどういうことか―
・容姿をめぐる女性のコンプレックスとプチ整形に関する検討
・韓国恋愛ドラマの魅力について―恋愛相手としての「宇宙人」に求めるもの ―
・留学生が抱えるコミュニケーション上の困難について—遠慮と察しを中心に—

■文化人類学

指導教員:野手 修

・共働き夫婦の家事労働の実践
・現代日本の職場における構造とコミュニケーションスタイルの変容—社員間の会話分析に基づいて—
・札幌圏における恋愛・結婚に関わる現状と意識調査
・中国社会における市民生活の実践にみる法規制の特異性
・絵本の読み聞かせにおける環境の変化による効用の違いや子どもへの教育的な影響について
・地域社会における親族関係とその変容について

■国際関係論

指導教員:上原 賢司

・ナショナリズム論について―日本における動態とその検討―
・慰安婦問題における市民交流の意義と限界―「女性国際戦犯法廷」に着目して―
・核抑止・核軍縮から考える核廃絶の可能性
・現代日本における貧困と自己責任論―「通俗道徳」を手がかりに―
・自傷行為と女性
・北朝鮮をめぐる国際社会と日米韓の対応について
・イスラーム女性へのまなざし―婚姻とインターセクショナリティに着目した批判的検討―
・北海道における外国人労働者受け入れについて
・日本における難民受け入れの厳格さについて
・トランスジェンダーとフェミニズム
・「統一教会」について―安倍元首相銃撃事件の研究及び報道への影響の検討―
・紛争への介入における積極性の差
・SNS上でのヘイトスピーチについて―日本とEUを比較して―

■法学

指導教員:眞鶴 俊喜

・安楽死をめぐる法的議論
・インターネット上の誹謗中傷に対する法規制―侮辱罪厳罰化に着目して―
・現代における婚姻制度の憲法上の限界―2015年最高裁判決の批判的検討―
・ヤングケアラーの課題と求められる支援
・日本の平和主義における若者の意義―若者に対する平和教育の現状と課題―
・同性婚保障に対する日本司法の態度、その批判的検討
・少年犯罪に対する法制度のあり方
・SNSにおける誹謗中傷問題
・「安楽死」の法的検討―日本とオランダを比較して―
・正当防衛における過剰防衛について
・死刑制度を巡って―日本とアメリカにおける合憲性の論点―

■心理学

指導教員:石井 佑可子

・美食家志向とその食事が人生満足度に及ぼす影響—ストレス状況時のポジティブ感情に着目して—
・大学生の学業課題に対する脱先延ばしについて―実態把握及び関連要因の検討―
・優柔不断特性が幸福感に与える影響—意思決定時の予期的後悔と援助要請との関わりに着目して—
・現代女子青年における友人関係の希薄さの考察—尊重する側面に着目して—
・ファン心理・ファン行動の実態とそれらが人生に与える影響—K-POPアイドルに着目して—
・きょうだいとの関わりが友人への振る舞いに及ぼす長期的影響
・怒りの経験と怒り反応の関連―情動への評価に着目して―
・恋愛関係におけるセルフモニタリングとコミットメント概念の関連について

●歴史・思想専修

■西洋史

指導教員:渡邉 浩

・叙任権闘争時代の国家と教会―教皇改革のドイツ国制への影響―
・大量消費時代のアメリカ
・統一イタリアにおける南部―シチリアの社会構造を中心に―
・ナポレオンの歴史的評価とその影響―英雄・悪魔と呼ばれたフランス皇帝―
・アレクサンドロス大帝像の変容―時代・地域と「アレクサンドロス伝説」の形成―
・ヴィクトリア時代におけるガヴァネス問題―教師と看護の専門職化と問題の解決―
・古代ローマ人の生活―共生する社会を形成した自由人と奴隷―

■日本史

指導教員:平井 上総

・藤原道長と三条天皇の関係性について—娍子立后の儀を中心に—
・関ヶ原の戦い後の処分をめぐる島津氏と徳川氏の交渉

指導教員:松本 あづさ

・近世における武士道の展開について
・刀剣贈答における銘について
・明治22年の北海道における新旧暦使用
・良妻賢母論と女子教育
・近代日本の貧困問題と救済政策
・明治初期における西郷隆盛の征韓論―書簡から読み解く対外思想―
・総力戦体制下における産業戦士の実態
・近代の女子教育における茶道について―教育者たちの「茶道」に関する記述を中心に―
・明治初年の「解放令」と一般民衆の意識について
・江戸幕府による大名留守居役の取り締まり

■哲学

指導教員:松村 良祐

・日本の戦争映画の危険性―あるべき戦争映画の姿とはなにか―
・フィクションにおける悪意の存在―シャーリイ・ジャクスン作品における「不快さ」の美的変容―
・流行現象の根源―現代の流行はどのように発生しているのか―
・人類の8割を殺すエレンの正義観―『進撃の巨人』を読み解く―
・スピノザの感情論が含意するもの─デカルト的視点からの検討を通じて─
・不道徳なアートは許されるのか?─表現の自由から見る『ピス・クライスト』─
・悪の凡庸さにどう対抗するか―アーレントとアイヒマン裁判を中心に―

■倫理学

指導教員:勝西 良典

・トロッコ問題で考える、間接功利主義の妥当性
・自己愛は他者と生きていく中で必要か
・共依存という生き方
・アリストテレスにおける正義と愛の関係—愛は社会的結びつきを破壊するか、補強するか、あるいは両側面を持つか—
・インターネットを活用した自殺対策の有効性について―「夜回り2.0」をめぐる一考察―
・不幸な出来事が起こっていることに気付かなければ不幸ではないと言えるのか―浮気の事例に則した反経験主義擁護の試み―