第Ⅲ期のアクションプラン

第Ⅲ期 2023~2027年度

1.教育

(1)教学マネジメント体制の再構築
  • 教学マネジメントを統括、推進する組織を設置し、点検・評価機能を強化する。
  • アセスメント・ポリシーを策定し、本学における教育の成果を測定・評価し、教育の質的改善につなげる。
  • 学修成果の可視化を行い、その結果を教育課程の適切性の検証、授業等教育活動の見直し等に活用する。
(2)入学前・初年次教育の充実
  • e-learningの全学的な導入・推進により、入学前教育と初年次教育とを連結し、学習習慣を身に付けさせるとともに、入学後にもリメディアル教育の機会を設け、円滑に専門教育へと導くための体制を整える。
(3)学修支援体制の構築
  • 学生個々の学修履歴の記録・振り返り等を支援する仕組みを構築する。
  • アカデミックアドバイザーによる少人数担任指導を行い、学生支援体制の補強に努める。
  • 多様な学生に対応するために学修支援室を開設し、サポート体制の充実に努める。
  • 正課内外のボランティアなどの活動・資格取得の支援などを可能にするセンター等による体制を整備する。
(4)教育課程の再構築
  • 最適な学部学科構成や分野・学部等横断的カリキュラム及び新分野の教育手法などについて検討し、実現につなげる。
  • 学科専門の枠を超えた、文理融合的な学修を含む、幅広い学修の機会の充実を図る。
  • ICTの活用とオンライン教育の一部導入による学修の機会の充実を図る。
  • 数理・データサイエンス・AI教育の導入と充実を図る。
  • 教職課程、図書館情報学課程、日本語教員養成課程など、各課程の教育の充実を図る。
  • 学生の学修の幅を広げる教育の一環として、副専攻制度の導入について検討する。
  • 学生アンケート等により学生の学修時間や学修行動を把握し、教育活動の見直しを図り、授業改善につなげる。
  • 学事暦を見直し、教育課程に柔軟に対応できるよう再構築する。
  • インターンシップの単位認定や各種試験対策講座の開設などを通じて、キャリア教育の充実を図る。
  • Service Learningの導入について検討する。
(5)建学理念教育の推進
  • キリスト教的価値観について、より深く知る機会を学生に提供し、精神的基盤を育てる。
(6)国際交流・国際理解教育の推進
  • 国際社会で活躍できる人材の育成を目指した国際交流を推進するとともに、各種海外留学・国内外研修プログラムの効果を高め、同時に留学生受け入れを含めた学内の国際化に資する人的交流を促進する。
  • 政治・文化・国際貢献の観点からの国際理解教育の充実を図る。
  • 外国語カリキュラムの最適化を進めるとともに、英語運用能力養成の実効性を高める英語教育プログラム「藤ACEプログラム」のさらなる充実を図り、その成果について検証する。
  • 専門分野の研究に資する外国語教育の充実を図る。
(7)成績評価の適正・厳格化とその活用
  • GPAを活用して、学生の学びの意欲を育てる。
  • 厳正な評価を行うため、ルーブリックを含むさまざまな方法について検討・策定し、その効果を検証するとともに、学修成果の測定のための指標としてアセスメント体制に組み入れる。
(8)FD(Faculty Development)の強化
  • FD委員会の活動を通じて組織的に教員の教育能力向上を図り、PBL(課題解決型学習)などActive Learningを積極的に導入し、学生の主体的な学習能力を育てる。
  • LMS(Learning Management System)を積極的に活用し、課題提供などにより授業外学習時間の向上を図る。
  • ティーチングポートフォリオの導入を検討する。

2.研究

(1)研究業績の評価と研究支援の推進
  • 個々の教員が研究者としての自覚をもって研究することを促進するため、研究業績の公正な評価の保証と徹底化を図る。
(2)科学研究費等外部資金の申請・採択率向上への取り組み
  • 外部資金獲得により研究を活性化させるための研究推進体制や申請手続きの補助体制を強化することにより、採択率の向上を図る。
(3)研究の促進
  • 全教員が研究成果を継続的に公開する。
  • 研究成果を公開し社会に還元するため、大学リポジトリの充実を図る。

3.学生定員管理

(1)入試制度の検証・検討及び導入
  • 入試日程・入試方法・会場等の課題を整理・検討し、入試制度の改善を図る。
(2)入試広報活動の強化
  • 多様なツールの特性を活かした広報活動を積極的に行う。
  • 受験者のニーズに応じたオープンキャンパス等の実施に関する課題を整理・検討し、改善を図る。
  • 社会人・保護者向けの入試広報を企画・強化する。
(3)高大連携・高大接続の推進
  • 高大連携の体制を整備し、高大接続講座などをはじめとするさまざまな連携を実現し、受験者拡大を図る。
(4)休退学率の低減
  • 適切な情報発信によりミスマッチの解消を図るとともに、さまざまなレベルでの学修支援・就学支援策を実施する。

4.学生支援

(1)学生会・クラブ活動の活性化
  • 活動の環境を整備するとともに、活動の促進を図る。
(2)進路支援体制の充実
  • 入学時からキャリア形成を意識でき、卒業後の就職満足度向上につながるよう、在学期間を通じた支援体制の充実を図るとともに、その成果について検証する。
  • キャリア教育が学年の進行に合わせてスムーズに進むように、資格取得等のキャリア支援講座や社会人基礎力の強化に向けた施策など、必要な科目や機会をさらに充実させる。
(3)保護者・保証人等との連係
  • 学生の学修活動、大学生活を含む大学からの情報提供や交流を行うとともに、大学諸活動への参画につながる仕組みを構築する。
(4)学生のニーズに合わせた対応
  • 多様なニーズに対応するために、学修支援とも連携した学生生活支援体制の構築を図る。
(5)緊急時連絡体制の確立
  • 台風など災害時等における学生との迅速な連絡・確認体制を構築する。
(6)奨学金制度の再構築と拡充
  • 奨学金制度を継続的に見直し、優秀な人材確保と経済的支援の両面から新しい奨学金制度を創設し、就学支援の充実を図る。

5.施設・設備

(1)キャンパスのグランドデザインの策定
  • 中長期的な視点からキャンパスのグランドデザインを策定する。
(2)安全なキャンパスの整備
  • 災害等非常時における施設・設備の防災機能の強化を図る。
(3)有意義な学びを実現するための施設・設備の整備
  • キャンパスの学修環境改善・設備の充実を図る。
  • 教学及び事務のDX化に関する情報収集及び次期システムについての検討を行う。
  • GIGAスクール時代に対応するデジタル環境の整備を促進する。
  • データベース・電子ジャーナルの見直しや電子書籍の充実を図るとともに、図書館の蔵書構成方針を明確化し安定的な収書を行う。
(4)快適なキャンパスの整備
  • 多様化する学生に対応するための整備とともに、施設・設備の有効利用を促進する。
  • 学生のニーズを把握し、食堂・購買の改善について検討するなど、福利厚生施設の充実を図る。
  • 学内のICT化を進め、利便性の向上を図る。
  • 花川キャンパスの課題を整理し、施設の整備・改善を図る。

6.社会連携・貢献

(1)地域社会に向けた取り組みの推進・強化
  • 公開講座・講演会等の企画を充実させ、効果的な広報に努めることにより、社会貢献事業を強化する。
  • 大学施設・資源を活用し、地域社会の教育・活動を支援する。
  • 連携協定先との連携の強化を図るとともに、新たな連携協定先を開拓する。
  • チャペルコンサートや講演会等の企画を通して、キリスト教的文化や価値観に触れる機会を地域社会に提供する。
(2)産学官連携事業の推進・活性化
  • 大学教育・研究における産学官連携に向けて体制を整え、地元産業界等と連携した実践的PBLの実施などを推進・実現する仕組みづくりを行う。
  • 北海道における地域振興のためのボランティアの育成に努める。
(3)生涯教育の推進
  • 社会人の学びをサポートする体制を整備し、生涯学習プログラムを構築し実施する。

7.管理・運営

(1)内部質保証の実質化
  • 大学ガバナンス体制の検証を定期的に行い、適切に運営されているか確認し、問題点を是正する。
  • アクションプランの進捗状況や達成度を可視化して教職員一人ひとりに浸透させ、教職員一体となった全学一致体制を構築する。
  • PDCAサイクルを着実に回すために、自己点検・評価機能を強化するとともに、学外者等が参画する点検・評価体制を構築する。
  • IRで収集・分析した情報を各種会議や自己点検・評価の際に活用する。
(2)安全・安心な環境の整備
  • 危機管理体制を見直し、災害発生時等に迅速かつ実質的に機能できる体制、マニュアル等を整備する。
  • 講習・研修の受講等を通して災害発生時等に対応できる人員の養成に努める。
  • ハラスメントに関する相談・防止・対応に関わる体制の強化を図る。
(3)組織改革の推進
  • 教育改革に応じた教育組織や、内部質保証を強化するための教職員組織の再構築と検証を行う。
  • 学生満足度調査結果を反映した効率性の高い事務サポート体制を確立する。
(4)IR(Institutional Research)の推進と強化
  • 本学の教育研究活動における諸情報を集約・整理・分析し、教育研究及び管理運営等を支援するデータの収集と解析結果の公表を行い、内部質保証における検証の役割を補完する。
  • 各部局等からのリサーチクエスチョンに対し、複合的に分析し、データや情報提供を行う。
  • 入学前から卒業後に至る学生の成長を把握する仕組み(エンロールメント・マネジメント)を構築する。
(5)広報体制の構築と充実
  • 学内の情報集約を含めた広報担当部署の機能を強化し、積極的かつ効果的な広報を検討・実施するとともに、その効果について検証する。
  • 学内外ステークホルダーの満足度向上につながる施策の実施と発信を行う。
  • 適切な情報発信により大学の知名度とイメージの向上に努める。
(6)教職協働の促進とSD(Staff Development) 活動の活性化
  • 教職員における学内情報の共有の仕組みを再構築し、当事者意識を醸成する。
  • SD活動における学内研修を充実させるとともに、学外との連携を図る。
(7)人事に関する制度の整備
  • 教職員の中長期的な人事計画を策定する。
  • 教職員を評価するための制度を導入する。
(8)2030年度以降に向けた中長期ビジョンの策定
  • 2030年度までの「藤学園の未来共創ビジョン」に代る新たなビジョンの策定に参画する。

8. 学生参画の推進

(1)学修支援体制への参画
  • Student Assistantの活動をより一層拡大し、学修支援活動への活用を図る。
(2)内部質保証活動への参画
  • 学生参画型のFD・SD活動を開発し導入する。
(3)大学広報活動への参画
  • 学生参画型の入試広報を企画・推進する。
(4)施設・設備の整備への参画
  • 図書館の蔵書整備活動等に対する学生の参画を推進する。
  • 福利厚生施設の整備に対する学生の参画を図る。

9.学園内の連携強化

(1)同窓会(卒業生)との連携
  • 同窓会(卒業生)との連携・交流を促進し、大学諸活動への参画を推進する。
  • 卒業生との連絡手段を検討し、大学、在学生と同窓会とをつなぐネットワークを確立する。
(2)藤女子中学・高等学校との連携
  • 藤女子中学・高等学校とのさまざまな分野における連携・交流を強化する。
(3)学園内の幼稚園などとの連携
  • 藤幼稚園との連携・交流を図り、学園の一体感の醸成に努める。
(4)天使大学との連携
  • 天使大学との教育・研究・事務をはじめとするさまざまな分野における連携について検討・実施する。
(5)学園の総括と新体制の確立
  • 藤学園創立100周年の学園としての総括に参画する。
  • 100周年後の学園の新体制の確立に向けた協議に参画する。

10.財政計画

(1)教育研究活動の永続性を保障するための財政基盤の確立
  • 授業料等の見直し、寄付金、補助金獲得等の対策を講じ、収入基盤の安定を図る。
  • 中長期計画を踏まえたうえで、予算の立案・執行状況を精査し、支出の最適化を図るとともに、大学運営上の非効率を排し節約に努める。
  • 運用資産の適切な把握・分析を継続し、効果的な資産ポートフォリオを再構築する。