近現代文学A、近現代文学Ⅰ・Ⅱ
水曜日Ⅲ講時
敗戦によって日本社会の民主化がはじめて行われたということの意味を知りたい、というのがそもそもの動機です。その疑問が、では明治維新の大変革のときはどうだったのだろう?封建社会の崩壊時、民主化の可能性はなかったのか、あったのか?私の明治文学研究の根本課題です。
「真にやる価値のある事ならば、中途半端にだってやる価値がある」。背中を押してくれる気がしますので。
尾藤正英『日本文化の歴史』(岩波新書)。柔かな語り口に耳をすませてゆくうちに、色々な常識が打ち砕かれていることに気づく、そんな本です。