短期大学開学の1950年に設置された家政科からスタートし、1992年に本学人間生活学部人間生活学科となり、
高等学校・中学校の家庭科教員など、長らく北海道内における家政分野の人材育成に貢献してきました。
人間生活学科では、私たちの日常生活を出発点として、そこでの魅力や課題を再発見する方法を、
「現代家政」「社会福祉」「プロジェクトマネジメント」という3つの専修で学んでいきます。
大学での学びを円滑にスタートさせるために、初年次は大学共通の教養科目・外国語科目及び学科共通の基礎的な知識や技能を習得します。
学科の共通科目・専門科目すべてに、〈出会う〉〈深める〉〈彩る〉〈究める〉の四つの段階を示し、
学生が自主的に学びを進めるための「指針」を示しています。
Quality of Life=「生活の質」の向上は、現代社会に生きる私たちに求められる課題です。
日常生活を起点として、そこでの魅力や課題を再発見していくことが人間生活学科における学びのテーマとなります。
そのために、
の3専修での学びを通して、実践的能力を培い、自分の生き方を高め、他者を支援し社会に貢献する人材の育成を目標としています。
1~2年次は、専修に関する基礎・専門科目をすべて学びます。3年次からは自分の深めたい分野を選択して学びを深め、学外実習やフィールドワークを通して実践能力を高めます。
本学科の学びの多彩さは就職分野の幅広さに表れています。
製造・流通・金融・販売・サービス・ファッションなどの企業で、多数の卒業生が活躍しています。教育現場や福祉施設での活躍もめざましく、北海道内の家庭科教員(高校)採用者の半分が本学科卒業生です。
多彩なフィールドワークがあるのも人間生活学科の魅力です。
例えば、石狩市教育委員会との連携でSAT(スクール・アシスタント・ティーチャー)、ソーシャルワーク実習(240時間の社会福祉実践現場における実習)など、地域全体を学びのフィールドとした“実践力育成”に自信があります。
人間生活学科へ入学後、1年生の後期に専修を選択し、2年生から自分で選択した「専修」を軸に学びを組み立てていきます。
将来、家庭科教員や社会福祉士をめざす人、プロジェクトの立ち上げから遂行までのスキルを磨き、公務員や起業・NPOでの活躍をめざす人など、3つのベクトルから女性が社会で活躍する力を育成します。選択肢は幅広く、かつ専門性を深める学びが可能な学科です。
家庭科教員(中・高)免許取得のためのサポート
教職課程の学生や道内の家庭科教員を対象に、専門知識や技能の習得・向上のための講座(「家庭科教育研修講座」)を毎年開催しています。
社会福祉士国家試験現役合格のためのサポート
国家試験対策として、「ソーシャルワーク専門演習」で各種情報提供や模擬試験の受験、理解度の確認等を行います。また、過去問や模擬問題等を適宜配布し現役合格に向けての後押しをします。
※2025年度入学生以降、本学では「社会福祉士(国家資格)受験資格」と「認定スクール(学校)ソーシャルワーク資格」は取得できません。