Faculty of
Human Life Sciences

人間生活学部人間生活学科

ひと暮らしデザイン

学科概要日常生活の魅力や課題を再発見

短期大学開学の1950年に設置された家政科からスタートし、1992年に本学人間生活学部人間生活学科となり、
高等学校・中学校の家庭科教員など、長らく北海道内における家政分野の人材育成に貢献してきました。

人間生活学科では、私たちの日常生活を出発点として、そこでの魅力や課題を再発見する方法を、
「現代家政」「社会福祉」「プロジェクトマネジメント」という3つの専修で学んでいきます。

大学での学びを円滑にスタートさせるために、初年次は大学共通の教養科目・外国語科目及び学科共通の基礎的な知識や技能を習得します。
学科の共通科目・専門科目すべてに、〈出会う〉〈深める〉〈彩る〉〈究める〉の四つの段階を示し、
学生が自主的に学びを進めるための「指針」を示しています。

専修

プロジェクトマネジメント専修
女性の視点からのマネジメントと社会貢献の手法を学びます。
生活の幅を広げ生活の質を高めるための知恵や技を、他専修と連携しながら身につけます。4年間で段階的に、自治体・NPO・企業などで生活課題を解決するためのプロジェクトを企画・立案できるようになります。そのために必要な技法(ワークショップ、コミュニケーション、プレゼンテーション、質的・量的調査等)を2年次から4年次にかけて学びます。
社会福祉専修
他者の自己実現の支援に必要な社会福祉の専門性を学びます。
乳児期から高齢期までのあらゆるステージにおいて、現代は“人間の尊厳と平等”を基盤とした自己実現やさまざまなニーズを充足することが求められます。本専修では、“個人を取り巻く社会環境との不適合に対処”するために、人と社会環境との関係性を“エコロジカル”な視点で捉える力、科学的実践・歴史的思考能力を活用し、社会に貢献できる人材の育成に努めます。
現代家政専修
現代の衣・食・住・家族のあり方をトータルに学びます。
多様なライフスタイルが広がる現代社会において、「生活」を深く知ることが、今注目されています。私たちの生活と社会はつながっており、ときに社会を動かすことがあります。本専修では、衣・食・住生活、家族、生活経営といった家政学の知識と技能を専門的に学び、その専門性を活かした家庭科教員や、広く社会に貢献できる人材の育成に努めます。

学科の目指すもの

Quality of Life=「生活の質」の向上は、現代社会に生きる私たちに求められる課題です。
日常生活を起点として、そこでの魅力や課題を再発見していくことが人間生活学科における学びのテーマとなります。

そのために、

  • 人間の多様性を活かし他者と協働した学びの場の企画・運営をめざす「プロジェクトマネジメント」
  • さまざまな状況にある人びとを支え共生社会の構築をめざす「社会福祉」
  • 人間の生涯発達における生活課題の発見と解決をめざす「現代家政」
  • の3専修での学びを通して、実践的能力を培い、自分の生き方を高め、他者を支援し社会に貢献する人材の育成を目標としています。

学びのポイント

ライフスタイルをデザインする能力、
人びとをサポートするスキルが身につく

1~2年次は、専修に関する基礎・専門科目をすべて学びます。3年次からは自分の深めたい分野を選択して学びを深め、学外実習やフィールドワークを通して実践能力を高めます。

教育・福祉関連への就職はもちろん、
多彩な分野で活躍できる

本学科の学びの多彩さは就職分野の幅広さに表れています。
製造・流通・金融・販売・サービス・ファッションなどの企業で、多数の卒業生が活躍しています。教育現場や福祉施設での活躍もめざましく、北海道内の家庭科教員(高校)採用者の半分が本学科卒業生です。

体験型カリキュラムが多数

多彩なフィールドワークがあるのも人間生活学科の魅力です。
例えば、石狩市教育委員会との連携でSAT(スクール・アシスタント・ティーチャー)、ソーシャルワーク実習(240時間の社会福祉実践現場における実習)など、地域全体を学びのフィールドとした“実践力育成”に自信があります。

将来を見据えたカリキュラム

人間生活学科へ入学後、1年生の後期に専修を選択し、2年生から自分で選択した「専修」を軸に学びを組み立てていきます。
将来、家庭科教員や社会福祉士をめざす人、プロジェクトの立ち上げから遂行までのスキルを磨き、公務員や起業・NPOでの活躍をめざす人など、3つのベクトルから女性が社会で活躍する力を育成します。選択肢は幅広く、かつ専門性を深める学びが可能な学科です。

免許・資格取得に向けた
サポート

家庭科教員(中・高)免許取得のためのサポート

教職課程の学生や道内の家庭科教員を対象に、専門知識や技能の習得・向上のための講座(「家庭科教育研修講座」)を毎年開催しています。

社会福祉士国家試験現役合格のためのサポート

国家試験対策として、「ソーシャルワーク専門演習」で各種情報提供や模擬試験の受験、理解度の確認等を行います。また、過去問や模擬問題等を適宜配布し現役合格に向けての後押しをします。

取得可能な免許・資格人間生活学科で取得可能な免許・資格は以下の通りです。

  • 高等学校教諭一種免許状(家庭・福祉)
  • 中学校教諭一種免許状(家庭)
  • 社会調査士
  • PMCe(PMC受験資格)
  • 社会福祉士(国家試験)受験資格
  • 認定スクール(学校)ソーシャルワーク資格
  • 社会福祉主事(任用資格)
  • 司書(任用資格)
  • 司書教諭(任用資格)
  • 学校司書

※2025年度入学生以降、本学では「社会福祉士(国家資格)受験資格」と「認定スクール(学校)ソーシャルワーク資格」は取得できません。

Movie人間生活学科紹介動画