北16条キャンパスから数分歩くと、マリア院聖堂に行かれます。この聖堂は1962年に建てられたものです。中に入ると、真正面に大きい十字架に付けられたキリスト像が目にとまります。その横にポルトガルのファティマから贈られた美しいマリア像が置かれています。両側の赤・黄・緑・水色などの色ガラスを通して、明るい光が全体を暖かく包んでいます。
この聖堂の姿は祝日によって変わります。クリスマスにはキリストの降誕を表す馬小屋が飾られ、復活祭の3日前には飾りを一切取り払った悲しみの雰囲気の漂う中でキリストの受難と御死去を記念します。また、復活祭には大きなイースターのローソクやその他、たくさんのキャンドルの放つ光が花と混じり合って、聖堂は輝きあふれ、私たちの歌う復活祭のアレルヤと一つになって天に響く感じです。
このチャペルはマリア院に住む私たちにとって生活の中心で、憩いと支えの場所です。私たちは朝早くここに集まって、1日を神への賛美で始めます。続いて毎朝捧げられるミサの中で、この1日のために必要な霊的糧をいただき、またその日に出会うすべての人々を神様に委ねます。日中は合間を見て、ときどき静かに祈るためチャペルに寄ります。そして、その日の終わりに皆で夕の祈りに集まり、いただいたお恵みのために賛美と感謝の祈りを捧げます。
この聖堂は朝から晩までだれにでも開かれています。どうぞ、マリア院の玄関にいらしてください。受付のシスターが喜んで案内します。静かな雰囲気の中でゆっくり祈っていると、きっと心の安らぎと喜びを味わえるでしょう。
(カトリックセンターSr.M.クレメンス)
完成年月 | 1962年 |
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