プロジェクトマネジメント専修ソーシャルプロジェクト系科目の「協働学習入門」では、多様で個性豊かな背景を持つ社会人の方々をお招きし、協働と学びについて講義をいただいています。第1回目のゲストは、(株)ハッピーアロー代表取締役であり、地理女net.代表の森順子さん。TV番組「世界・ふしぎ発見!」のミステリーハンターに憧れていた森さんは、どうやったらなれるのかプロジェクトを自身で推進した結果、まずは岩手のTV局でアナウンサーになりました。ミステリーハンターになりたい!を言い続けていた森さんは、岩手版ふしぎ発見(的な番組)で見事案内役(ミステリーハンター)をゲットしました。その後も、「なりたい・やりたいは形になる」ことを信念に、現在では大好きな地理を広める女性の団体を立ち上げたり、TV番組のディレクターをしたりと、大忙しの毎日です。そんな「なりたいを実現する」森さんは、企業や行政での研修講師の側面も持っています。
今回は協働学習の一例として「ブラインドコミュニケーション」の学習機会を提供くださいました。
本ワークは、グループの中で1人が目隠しをし、メンバーからの音声指示を頼りに、目の前にあるビーズを分けていく、というもの。最初は「できるよ〜」と思っていた学生も、いざやってみると伝え方が難しく、なかなか思うように伝わらないことを体験します。普段当たり前にしていること・当たり前だと思っていることが、ちょっとの変化で当たり前にできなくなる瞬間を体験した学生は、いかに周りの人たちと協働していくべきか、そして協働することそのものが難しいことを肌で感じることができた時間でした。
協働学習入門では、今後も様々な人生を歩んでこられた方々から学ぶ機会を設定します。プロジェクトマネジメントや教職課程としてはとても大きな学びの時間となっています。