2025年7月26日(土)、地域創生学科主催の「藤女子大学家庭科教育研修講座」が開催され、被服分野の実技講習に、道内の中・高等学校の教員と本学科教職課程の学生が参加しました。
昨今教育現場で求められているICTを活用しつつ、縫製技術の向上を図ることを目的に、パソコンで自作したデザインを布に印刷し、その布でファスナー付きポーチを作りました。
参加者は、それぞれ思い出深い写真や自作のイラストなどを用いて、工夫を凝らしながらデザインすることを楽しんでいました。
事後アンケートからは、早速次年度の授業に取り入れたいなどの感想をいただき、家庭科だけではなく、美術や情報処理の授業と連携しながら実践いただけたらと思います。
前回の被服分野の講習は、22回目(札幌で東京オリンピックが開かれた年)で、今から4年前のことになります。
当時の開催報告書に「今後はICTをはじめとした他の領域にも積極的に目を向け、既存の分野と融合させた授業方法を検討していく」と抱負を述べ、今回の講座にてその第一歩をご報告いたしました。
今後も分野横断型の教材を家庭科衣生活領域の立場から検討し、その成果をご提供できるよう努めてまいります。
最後になりましたが、本研修講座を実施するにあたり、北海道教育委員会と札幌市教育委員会より後援を、藤の実会より助成金をいただきました。この場をお借りして心から御礼申し上げます。