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2025.05.09
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【速報】新しい教皇様が選出されました

藤女子大学の学生、教職員の皆様に大きな喜びと共にお知らせ致します。

ローマ現地時間の5月8日(木)午後に行われた4回目のConclaveにおける投票の結果、第267代の教皇としてアメリカ出身のロバート・フランシス・プレボスト枢機卿が選ばれ、レオ14世と名乗ることがバチカンから発表されました。アメリカ出身の教皇はカトリック史上初めてのことです。

イギリスの公共放送BBCは「たった4回の投票で教皇が選出されたということは枢機卿達がその評価に同意したということ」と説明しました。過去のConclaveでは前任のフランシスコ教皇は5回、さらにその前のベネディクト16世教皇は4回の投票で選出されています。

プレボスト枢機卿は米国籍ではありますが、ペルーで約20年という長い歳月にわたり司牧活動を行い、ラテンアメリカ教皇庁委員会委員長を経てバチカンの司教省長官を務めたことでカトリック教会内での人脈を広げた点も、いち早く支持を集めた要因であったと分析しています。

『インサイド・ザ・バチカン』の著者であるアメリカのトーマス・リース神父は、イギリスのデイリーテレグラフ紙に「ラテンアメリカの枢機卿たちが団結して彼を推した」と解説し、「彼は単なる米国人ではなく、すべてのアメリカ大陸の教皇である」との見方を紹介しています。

今回のConclaveには133人の枢機卿が参加しましたが、その中には前田万葉枢機卿と菊地功枢機卿の二人の日本人も入っています。

新しい教皇様と全世界のカトリック教会のうえに神様の豊かなお恵みがありますようお祈りくださるようお願い申し上げます。


2025年5月9日(金)
藤女子大学学長 渡邊 頼純
 

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