新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
新たな学びの場に踏み出された皆さんを、心より歓迎いたします。 大学生活は、自分らしい歩み方を見つけていく時間です。
私が大学入学を控えていた頃、オードリー・ヘップバーン主演の映画『Love in the Afternoon』(1957)を観る機会がありました。作中で、探偵である父親が愛娘の交友関係を案じ、ある男性を密かに調査します。そのことを知った娘に対して語った言葉が、今も心に残っています。
「もし私がインドの王侯ならダイヤの雨を降らせよう。靴職人なら靴底を修理しよう。だが探偵の私にできるのは、調査することだけだ。」
この言葉は、人にはそれぞれの専門があり、自分の得意なところで力を発揮することの大切さを、静かに教えてくれます。
皆さんは、「好き・嫌い」だけでなく、「得意・不得意」という視点で、自分自身を見つめたことがあるでしょうか。 大学での学びは、その答えを見つけていく時間でもあります。
これから本学科のさまざまな分野に触れ、多様な学びを経験する中で、自分の強みや新たな可能性を見出していただければと思います。
今回、被服の分野より、生花を添えることのできるブローチをお贈りします。装いを通して、自分らしさについて考えるきっかけとなれば幸いです。
皆さんの学生生活が、実り多く、彩り豊かなものとなることを心より願っています。
地域創生学科 新入生担任 長尾 順子