今年度の日本語・日本文学科の集中講義(特殊講義a,b,c)では、日本語教育学がご専門の日本大学 文理学部 国文学科 教授・野田 尚史先生をお招きし、「日本語教育学のための日本語学」と題し9月8日(月)~12日(金)5日間、全15講時にわたってご講義いただきました。
また、最終日の公開講演会では、「日本語学習者は日本語をどのように理解しているのか−聴解・読解における理解困難点と推測ストラテジー−」と題し、日本語学習者が聴解・読解の過程で直面する困難点や推測ストラテジーを明らかにした調査研究をご紹介いただきました。
その成果を踏まえ、表現をその状況に応じてどのように理解すべきかという具体的な理解技術を身につける必要性と、その習得を目指した教材開発について論じてくださいました。
平日日中の開催でしたが、学外からも多くの方々にご来聴いただき、盛況のうちに終わりました。