10月14日(土)に開催される大学祭(藤陽祭)に、文化総合学科も以下の2つの企画で参加します!
在学生の皆さんはもちろんのこと、卒業生の皆さん、中高生の皆さんにも気軽に遊びに来ていただけると嬉しいです。
① 文化総合学科講演会
渡邉浩教授(西洋史)が「中世ヨーロッパにおける『神の平和』運動」と題して、講演を行います。概要は次の通りです。
【講演者】渡邉浩(文化総合学科教授・西洋史)
【題 目】「中世ヨーロッパにおける『神の平和』運動」
【日 時】10月14日(土)13:00~14:30
【場 所】北16条キャンパス5階・551教室
【講演概要】
800年のクリスマスに、フランク王国の国王カールは教皇レオ3世から皇帝の冠を授かりました。
高等学校『世界史』の教科書では、必ずと言ってよいほどよく取り上げられる、中世ヨーロッパ世界の成立を象徴する出来事です。
しかし、今日のほぼ西ヨーロッパにあたる地域を治めたカールの帝国は、王家の内紛と異民族の侵入とによって急速に解体し、二度の条約を経て、後のドイツ、フランス、イタリアへ別れていったという説明も教科書ではよくなされています。
以後、地域的差はあるものの、ヨーロッパ世界は11世紀頃に至るまで、政治的混乱に見舞われました。
この混乱の時代にあって、南フランスを中心に、平和を求める運動が教会主導の下で展開しました。
「神の平和」として知られるこの運動は、国王などの権力者が治安維持能力を失っていた時期に、教会がその肩代わりをして治安を維持しようとした運動とも解釈されます。
しかし、本講演では、教会会議の決議などの史料に拠りながら、この運動のもう少し違った側面に光を当てていきたいと考えています。
② 文総カフェ
【場所】北16条キャンパス5階・561教室
コロナ禍で休業していた「文総カフェ」が復活します!
こだわりコーヒーや紅茶(教員セレクトのお菓子付き!)を提供いたします。
カフェでは、学生による大通公園での彫刻清掃ボランティア活動についてのミニ報告会も開催いたします。
ぜひ気軽にお立ち寄りください。