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2023.09.19
学部・学科
    #日本語・日本文学科

【2023秋のオープンキャンパス】ご来場ありがとうございました

9月16日(土)14時より、秋のオープンキャンパスが開催されました。
秋らしい爽やかな天気の中、大勢の方にご来場いただき、感謝申し上げます。

日本語・日本文学科のメイン会場では、本学教員により「論説文を読み、小論文を書くための技法」、「御伽草子に見る『小男・小さ子』という生き方」の2つのプログラムが行われました。
前半では過去の推薦入試問題を基に、「タイトルを確認する」など具体的なアドバイスが盛りだくさんの解説がなされ、皆真剣に聞き入っていました。
また、いわゆる受験テクニックだけでなく、自分とは何者なのかを言語化することの重要性や、言語化しえないものに対する文学の力など、日本語・日本文学科で学ぶことの意味について共に考えるひと時となりました。
後半では『小男の草子』と『一寸法師』を題材に、小さいものを愛でるという価値観について、二つの作品の違い、そしてなぜ違いが生まれてきたのかという時代背景などについて、絵を含めた実際の作品に触れつつ論じられました。
専門的な視点で作品を味わうことの醍醐味を感じられるプログラムでした。

小論文についての解説に聞き入る
小論文についての解説に聞き入る
御伽草子の世界を味わう
御伽草子の世界を味わう

メイン会場の隣には学生や教員に個別相談ができるコーナーが設けられ、入学試験や授業について、また一人暮らしの不安やアルバイトのことなど、熱心に話をする姿が見られました。
話が盛り上がり、楽しそうな笑い声が時折聞こえてくるのが印象的でした。
さらに今回のオープンキャンパスでは、実際に短冊に書をしたためることのできる「実践書道」も開催されました。
書道選択の学生や書道部員たちの作品が飾られた書道教室で、書道に親しんでいる人も、授業以外では筆を持ったことのないという人も、それぞれが静かに集中するひと時を楽しんでいました。

相談会も大盛況
相談会も大盛況
お手本を見ながら丁寧に書いていく
お手本を見ながら丁寧に書いていく