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藤に赴任して

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 今年の4月から文学部文化総合学科に着任しました、平井上総と申します。文化総合学科の中でも、日本史、特に中世を専門としております。北海道生まれ北海道育ちですが、これまで高知・東京・京都と、あちらこちらに住んできました。
 
 専門を詳しく言うと、戦国時代から織田信長政権・豊臣秀吉政権の頃、日本の16世紀を主に研究しております。もともと北海道生まれでしたが、高知県の大学で歴史学を学んだために、せっかく地元だからと思って四国の戦国大名の長宗我部元親を卒業論文のテーマとしました。こうやって書くと、戦国大名の研究は地元にいないとできないのか、という印象をお持ちになる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は大学院生の時期を北海道で過ごし、長宗我部氏の研究を続けておりましたので、北海道の大学でも心配ありません。後で述べるように歴史学はまずは歴史資料(史料)を読むことが大事ですので、戦国大名でも、室町幕府の民衆でも、あるいは鎌倉時代の天皇でも、興味のあるテーマについて深く学んでいただきたいと思います。なお、今では、長宗我部氏から派生して織田信長・豊臣秀吉も研究するようになり、特に検地・兵農分離などの政策についてずっと研究してきております。
 
 私はよく、歴史というと暗記のイメージが強いけれども大学の歴史学は違う、という話をしています。歴史学の研究は、自分で歴史資料(史料)を読み解いていくことで進めていきます。たとえば、織田信長は送った書状(手紙)にどんなことを書いているのか。あるいは中世の貴族の日記には、町人や村人との交流がどのように描かれているのか。そうして研究を進めていくためには、出来事の暗記ではなく、史料を読む力を身につけることが必要です。ゼミではそうした史料を読む力の習得と、自分で選んだテーマについて史料を読み込み考えていく力を習得していきます。これによって、歴史に関する自分の好きなテーマを、誰よりも深く掘り下げて研究することができるでしょう。好きなテーマについてとことん考えることで、知識を得ることとはまた違う楽しみを感じることができると思います。
 

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