図書館情報学課程について
基本理念と開講科目
図書館情報学課程の基本理念と特徴
本課程は2001年4月に開講、カリキュラムの特色として下記の3項目を掲げています。
- 伝統的な図書館業務にとらわれない情報や図書館の活用能力の教育
- 図書館職員に限らず企業の情報スペシャリストとしての人材養成
- 大学内の教育研究の活用化に役立つ実学教育
さらにこのコンセプトの具体的な目標として3つ挙げています。
- (1)生涯学習社会に向けた
社会人教育
- (2)情報サービス
情報教育
- (3)伝統的な学部教育の
実学教育
授業は講義形式のものに加えて、グループ学習を積極的に取り入れ、さらに学内ネットワークやインターネット環境を駆使した実践的な授業を行なう工夫などがなされています。
省令科目と本学における開講科目
これら基本理念を実現するため本課程の省令科目相当科目の開講方法にはいくつかの特徴があります。
<2001年度開設時の基本的なコンセプト>
●第一に単なる司書講習にとどまらない図書館情報学教育を目指し、省令科目にある1単位科目を作らなかったこと
・生涯学習概論、図書館概論、図書館経営論を一体化「図書館・情報学概論」(通年4単位)とした
・レファレンス演習、情報検索演習を一体化「情報サービス演習」(通年2単位)とした
・図書館サービス論、児童サービス論を一体化し「利用者サービス論」(通年4単位)とした
●第二に演習科目は通年で2単位としたこと
・資料組織演習(2)は30時間で通年2単位とした
●第三に学科専門科目による読み替え科目群を設けたこと
・資料特論、コミュニケーション論、情報機器論に両学部6学科の専門科目群を設けた
<2013年度新カリキュラム移行に伴う新たなコンセプト>
●通年科目を見直し、すべて半期科目としたこと
●特論科目を必修科目3群に対応させた発展的演習科目として半期1単位(30時間)としたこと
●課外における実務研修プログラム(図書館実習等)を「図書館総合演習」のなかで活用できるようにしたこと
などが挙げられます。 これらの工夫により実践的な授業を行うための時間を生み出し、近年の情報電子化、インタネット情報資源、国際的動向などにも視野を広げた教育を可能にしています。