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木村 信一 教授
Shinichi Kimura


■所属学科:英語文化学科
■メールアドレス: skimura@fujijoshi.ac.jp

専門分野

19世紀(南北戦争前の)アメリカ文学・アメリカ研究

自己紹介

 文学少年でも文学青年でもなく、どちらかというと活字の苦手な性分でした。読書が嫌いなのではなく、読書が恐かった。本を読むということには、能書きのない薬を服用するようなところがあって、こんな活字を服用して自分はほんとに大丈夫なのか、という不安を拭うことができませんでした。結果をいえば、ジャンルを問わず、おびただしい数の活字を服用しては、よい目にもわるい目にもあってきましたけれど、実をいえば、いまでも、絵を見たり音楽を聴いたりすることと違って、初めてのテクストを前にすると、生理的な反発と警戒を覚えます。とはいうものの、誰も彼も、大人たちが発する意味不明の騒音を聴取するところからはじまって、空中を飛び交う言葉を手当たり次第に捕食するカメレオンみたいに育ってきたのですから、この営みをどこかで中止するという選択肢はありません。

 というわけで、皆さん、恐がらずに本を読みましょう。食べなれたものだけでなくて、知らない食べ物もどんどん試食しましょう。少しぐらい痛い目にあうことは覚悟のうえで。(あくまでも比喩ですよ、念のため。)期待した以上に楽しいこともたくさんあります。そして、読んだら、必ず、書きましょう。食べるだけでは、メタボになります。その結果、皆さんがどんな風に変わってゆくか、その責任は負いかねますが、「いかになりゆく、わが身の上」という不安や期待がなかったら、生きることの醍醐味もなくなってしまいます。

講義・演習

文学演習

 3,4年生対象の「文学演習」では、ナサニエル・ホーソーンの長編小説『緋文字』を読んでいます。自分が取り上げたい章を選んで、プレゼンテーションをしてもらい、この歯ごたえのある(ありすぎる)テクストをどう噛み砕くか、皆で話し合います。

卒研演習

 4年生対象の「卒研演習」では、卒論のテーマについてプレゼンテーションをしてもらい、皆で意見交換します。卒論を書かない人には、自分が取り上げたい本を一冊選んで、プレゼンテーションをしてもらいます。つなぎとして、こちらで選んだテクストを皆で読み、ディスカッションをします。今年取り上げているテクストは、レイモンド・カーヴァーの短編小説「大聖堂」です。やさしい英語のテクストですが、カーヴァーを苦手に感じる人が多いので、苦手を克服してもらうためにも、取り上げています

文学基礎演習

 1,2年生対象の「文学基礎演習」では、J.D.サリンジャーの『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を読んでいます。ぼくが学生の頃から、10代、20代の人たちに大変人気の高い小説ですし、卒論でこの作家や作品を取り上げる人が多いこともあり、また、それらの卒論には面白いものが多いということもあって、この作品を取り上げています。英語のテクストを綿密に読む姿勢を身につけてもらうことと、作品や作家について考えるためのテーマを作り出す練習として位置づけています。

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