
野手 修 教授
Osamu Note
■所属学科:文化総合学科
■オフィスアワー: 火曜日3講目
専門分野
文化人類学
研究テーマ
南インドの社会変動、グローバル化と地域社会、NGO、映像と視覚文化
自己紹介
異なる文化を理解することは根気のいる作業ですが、それなりにやりがいのある課題です。講義や演習で学んだことが、学生個人の関心や問題意を深めるために活用できるよう、なるべく最新の発見や議論をふまえて、4年間のシラバスを組み立てるようにこころがけています。
講義・演習
「現代社会」基礎演習B(1年、前期・後期[同一内容])
社会調査にかんする入門書を講読し、人類学や社会学で用いられる調査方法の基礎を学ぶとともに、学術的なものの考え方の基礎を身につけることを目的とします。
文化人類学=文化人類学a(1年、前期)
西洋社会が直面した異文化理解における諸問題を中心に、文化人類学の導入を目的とします。aでは、親族や社会構造など20世紀前半の展開を中心に議論します。
文化人類学入門=文化人類学b(1年、後期)
西洋社会が直面した異文化理解における諸問題を中心に、文化人類学の導入を目的とします。bでは、儀礼や象徴分析など20世紀後半の展開を中心に議論します。
異文化コミュニケーション特講A‐c(2・3年、前期)
文化の歴史的変化を近代国家の形成との関わりでとらえ、20世紀後半に広がったグローバル化の意義を文化現象として考えていきます。
異文化コミュニケーション特講A‐d(2・3年、後期)
20世紀後期に世界の各地に現れた多文化社会は、従来までの文化概念を大きく書き換える契機となりつつありますが、その実態は流動的で多様です。講義では、多文化社会の文化的実態をイメージするうえで妥当と思われる幾つかの視点をカバーします。
異文化コミュニケーション演習B‐b(2・3年、通年)
文化的差異やジェンダーが、どのように日常の言語使用に現れ、その結果どのような誤解が生まれるかを、女性と男性の話し方の差異、婉曲表現、社会階層、スピーチスタイルの問題など、具体的なケースをふまえつつ考察します。テキストの講読が中心となりますが、映画やテープなどの副教材を使用する予定です。
異文化コミュニケーション卒研演習D(4年、通年)
関心のある問題を選び、論文として形を作り上げるためには何が必要か、個々の学生のテーマに沿って具体的にまなびます。
主な業績
主な業績
論文
"Multiple Faces of Democracy: The Construction of Public Perception in the Media Representations of Anti-Nuclear Movement in Tamil Nadu", pp. 87-104, South Asia, Journal of South Asian Studies Vol. XL No. 1, March 2017.
学会活動
北海道民族学会役員