資料請求
<!--$alt-->

庄井 良信 教授
Yoshinobu Shoi

■所属学科:保育学科
■研究室: 346
■オフィスアワー:水曜日Ⅲ講時、木曜日Ⅲ講時

専門分野

臨床教育学、教育方法学、教師教育学

研究テーマ

・「プレイワールド・デザイン(PWD)に基づく保幼小接続期カリキュラムの臨床教育学的開発」(独立行政法人日本学術振興会令和2年~4年度科学研究費助成事業・基盤研究(C)(一般)採択)
・ヴィゴツキーの情動理論の教育学的展開に関する研究(博士号取得学位論文)
・ピア・グループ・メンタリング(PGM)を活用した授業、生徒指導、教育相談、学級経営に関するデザイン実験研究

自己紹介

 北海道生まれ。専門は、臨床教育学です。家庭・地域・学校教育の現場で、子どものかけがえのない人生に寄り添いながら、教育相談活動に参画しています。また、北欧のフィンランドやリトアニアの大学と共同で、ファンタジーを大切にして人生の物語を紡ぐ学び(ナラティブ・ラーニング)に関する理論的・実践的な研究も進めています。

講義・演習

子ども学

 現代社会における子育て(かけがえのない子どもの「いのち」のケアと育み)に関心のある受講生を対象に、子どもの「育ち」と「学び」に関する心理学的・教育学的な叡智(フロネーシス)を身につけ、親・教師・保育者としての臨床的な実践力とカウンセリング・マインドを学びます。

教育方法論

 これからの社会を担う幼児・児童たちに求められる資質・能力を育成するために必要な教育の方法・技術、情報機器及び教材の活用に関する基礎的知識・技能を身に付ける講義です。参与観察で得られた実践事例やエピソード記録に基づいて、子どもの理解を深め合いながら、教育方法・技術を臨床的に再吟味します。

専門演習

 子どもの遊びから学びへの移行支援は、今日、重要な課題です。この演習では、子どものケアと育みにとって、絵本とは何か、ストーリーテリングとは何か、ファンタジーや演劇(ごっこ遊び・劇遊び)とは何か、という問いについて、日本や海外の保育実践と、その国際的な研究に即して学び合います。

子どもの遊びと学び

 現代の子どもの生活の具体的な実態を深く見つめながら、子どもの遊びと学びとの関連や、遊びを通した子どもの育ちとその支援について、生活科の学習材や学習環境デザインとの関連で学び合います。授業では、アクティブ・ラーニングを通して、具体的な遊びを経験しながら、その教育思想を探索します。

人間生活学特講VI(子どもと教育)

 学校教育や保育の現場における現代的課題を、人間のケアと育みの思想(臨床教育学の視座)から考察します。基礎理論は、具体的なエピソード記述や臨床事例と結びつけて協働省察します。いじめ、暴力、虐待、不登校の児童生徒に関する理解と支援、学級経営上の困難とその対応、保護者理解とその協働支援などの臨床事例について、オープンダイアローグの形式で検討し合います。

主な業績

著書

・庄井良信(共著)『これからの教職論―教職課程コアカリキュラム対応で基礎から学ぶ』ナカニシヤ出版、2022年
・庄井良信(共著)『教育相談』(新しい教職教育講座教職教育)ミネルヴァ書房、2019年
・庄井良信(共著)『教師教育研究ハンドブック』(日本教師教育学会編)学文社、2017年
・庄井良信・勝野正章(著)『問いからはじめる教育学』有斐閣、2015年
・庄井良信(単著)『いのちのケアと育み―臨床教育学のまなざし』かもがわ書店、2014年。
・庄井良信(共著)『教育方法学ハンドブック』(日本教育方法学会編)学文社、2014年
・庄井良信(単著)『ヴィゴツキーの情動理論の教育学的展開に関する研究』風閒書房、2013年。
・庄井良信(共著)『しあわせな放課後の時間 ― デンマークとフィンランドの学童保育に学ぶ』高文研、2013年
・庄井良信(共編著)『創造現場の臨床教育学―教師像の問い直しと教師教育の改革のために』明石書店、2008年
・庄井良信・中嶋博(共編著)『フィンランドに学ぶ教育と学力』明石書店、2005年
・庄井良信(単著)『自分の弱さをいとおしむ ― 臨床教育学へのいざない』高文研、2004年
・庄井良信(共訳)『拡張による学習』(ユーリア・エンゲストローム著,原著 “Learning  by Expanding”)新曜社、1999年
・庄井良信(単著)『学びのファンタジア ―「臨床教育学」あたらしい地平へ』渓水社、1995年 他10編

研究論文

・庄井良信(単著)「創造力の源泉としての語り合い」北海道教育振興会『教育振興』第542号、2021年12月
・庄井良信(単著)「DX時代におけるICT教育の未来像―ピア臨床参画法(PCIM)による授業分析に関する考察」『藤女子大学人間生活学部紀要』第59号、2022年2月
・庄井良信(単著)「生徒理解を深める叡智と思慮深さ ―「強さ」も「弱さ」も愛おしむ存在論的承認」北海道教育振興会『教育振興』第540号、2021年10月
・庄井良信(単著)「ナラティブ・ラーニングの詩学」お茶の水女子大学附属小学校編『児童教育』第31号、2021年2月
・庄井良信(単著)「保幼小連携・接続の担い手(エデュケーター)に求められる専門性―北欧の「ナラティブ・ラーニング」の試み」『季刊保育問題研究』第307号、2021年2月
・庄井良信(単著)「臨床教育学と家庭科教育のネクサス―「生活」の叡智を深め合う教師(educator)を養成するために」藤女子大学家庭科・家政教育研究会『家庭科・家政教育研究』第15号、2021年2月
・庄井良信(単著)「ウェルビーイングの哲学と保幼小接続―「主体的・対話的で深い学び」とは何か」公益社団法人全国私立保育園連盟機関誌『保育通信』第781号、2020年5月
・庄井良信(単著)「他性(Alterity)への存在論的な承認―豊かなコミュニケーション・再考」公益社団法人全国私立保育園連盟機関誌『保育通信』第774号、2019年9月
・庄井良信(単著)「幼稚園におけるナラティブな算数の学び―インクルーシブ教育の視点から」『ナラティブ・ラーニング:北欧における保幼小接続カリキュラムの試み(臨床編)』(北海道教育大学大学院教育学研究科臨床教育学研究室編)、2019年2月
・庄井良信(単著)「ナラティブ・ラーニングによる遊びから学びへの移行支援―「生活科」を核としたスタートカリキュラムの構想」『臨床教育学と教育・保育実践』第2号(北海道教育大学大学院臨床教育学研究室論集)2019年3月
・庄井良信(単著)「教育方法学は教育実践をどのように語るのか―詩的・物語様態の定性的データに基づく省察と叙述の可能性」日本教育方法学会編『教育方法学研究』第47号、2018年9月
・庄井良信(単著)「昔話(Volksmärchen)の人間像―『幼児期の終わりまでに育ってほしい姿』の陥穽」公益社団法人全国私立保育園連盟機関誌『保育通信』第756号、2018年3月
・庄井良信(単著)「臨床教育学からみた学習集団研究の課題」深澤広明・吉田成章編『学習集団研究の現在(第2巻)』溪水社、2017年10月
・庄井良信(単著)「学校臨床心理領域を機軸とした教師教育カリキュラムの開発 ― ナラティブ・ラーニング(NLG)の潜勢力」北海道教育大学大学院教育学研究科研究紀要『学校臨床心理学研究』第14 号、2017年3月
・庄井良信・土井伸也・渡部良子ほか(共著)「アンリ・ワロン(H. Wallon)の古典講読―多職種協働を支援する多声楽的意味生成の試み」北海道教育大学大学院教育学研究科研究紀要『学校臨床心理学研究』第14 号、2017年3月 他82編

その他(報告・発表等)

・庄井良信「ヴィゴツキー理論のオントロジカルな展開と臨床教育学の未来」日本臨床教育学会第12回大会,全体シンポジウム「臨床教育学の概念と方法」,東大阪大学[招待有]2021年10月
・庄井良信「教育者(educator)としてのアイデンティティの<新生> ―リサーチベースの探究に寄り添う教師教育者」日本臨床教育学会第8回大会,全体シンポジウム「臨床教育学の課題と未来展望」東大阪大学[招待有]2018年10月
・Yoshinobu SHOI (2017) Research field of 'clinical study of education' as an axis of curriculum development for teacher education: Focusing on the promise of 'narrative learning. The 8th Pacific Rim Conference on Education, Hokkaido University of Education. [招待有]
・庄井良信「現職教師の心的情動体験への思慮深さ―臨床教育学の問いとして」日本臨床教育学会第7回大会,シンポジウムⅡ「臨床教育学の課題と未来展望」相模女子大学[招待有]2017年11月
・庄井良信「語り合う身体から演劇的な意味創造へ ― 保幼小の失われた環(Missing-link)としてのナラティブ・ラーニング」日本教育方法学会第53回大会課題研究(Ⅲ)幼児教育におけるナラティブ・ラーニングの検討,千葉大学[招待有]2017年10月
・Yoshinobu SHOI (2017) Narrative poetics and Vygotsky's theory of emotions: To elucidate a scenography of 'narrative learning environment' 5th International Congress of the International Society for Cultural-historical Activity Research, Convention Center: Canada[招待有]
・庄井良信「北海道における『学力』の創造と諸問題 ―臨床教育学とナラティブの視界から」第60回北海道教育学会・北海道教育大学、2016年、[招待有]
・庄井良信「擾乱のナラティブから高度実践構想力へ―教師への育ちを支える教育方法学の役割」日本教育方法学会第51回大会,岩手大学[招待有]
・庄井良信「リサーチベースの大学院教育デザイン―フィンランドの教師教育者の語り(ナラティブ)を参照枠として」日本教師教育学会第25回研究大会信州大学、2015年[招待有]
・庄井良信「発達援助における情動・感情の問題―発題へのヴィゴツキー理論からのアプローチ」日本臨床教育学会第5回研究大会、北海道教育大学[招待有]
・Yoshinobu SHOI (2014) Narrative Conferences: As an atelier with perezhivanie for childhood educators. 4th International Congress of ISCAR, Gold Members Room in ANZ Stadium in Sidney. [招待有]
・Yoshinobu SHOI (2012) Narrative Poetics: Clinical-pedagogical expansion of Vygotsky's theory of emotions. III International ISCAR Summer University in Moscow. Moscow State University of Psychology and Education. [招待有]
庄井良信「フィンランドにおける教員養成・教師教育―教師のライフ・カリキュラム・デザインを紡ぐ「省察」の特質」日本カリキュラム学会第23回大会,課題研究Ⅳ教員養成の国際的動向、中京大学[招待有] 他77編

社会活動

・日本臨床教育学会会長(2020年~現在)
・日本教育学会理事(2008~2019)
・日本教育学会 (機関誌『教育学研究』編集委員)  (2010-2012)
・日本教育方法学会理事(2006~現在)
・日本教師教育学会 (年報編集委員会委員)  (2021-現在)
・北海道臨床教育学会会長(2013~2018)
・ISCAR: International Society for Cultural and Activity Research:文化と協働活動に関する国際学会会員 (2003~現在)
・北海道檜山上ノ国町教育委員会学びの共同体研究推進委員 (2004~現在)
・一般財団法人教員養成評価機構評価委員会(評価委員)(2013~2014)
・北海道こどものいじめ防止に関する条例検討委員会(委員長)(2013~2014)
・独立行政法人日本学術振興会科研費審査委員会審査委員(2016~2017)
・北海道教科用図書選定審議会(委員長)(2017)
・ISCAR: International Society for Cultural and Activity Research:文化と協働活動に関する国際学会会員 (2003~現在)  他8件

Page TOP