学部・学科・課程
  • 文学部
  • 英語文化学科
  • 日本語・日本文学科
  • 文化総合学科
  • 人間生活学部
  • 人間生活学科
  • 食物栄養学科
  • 保育学科
  • 大学院
  • 人間生活学専攻
  • 食物栄養学専攻
  • 課程
  • 図書館情報学課程
  • 日本語教員養成課程
基準協会マーク

井筒 美津子

<!--$alt-->

井筒 美津子 教授
Mitsuko Izutsu


■所属学科:英語文化学科

専門分野

言語学(語用論・談話分析・認知言語学・社会言語学)

自己紹介

専門は言語学です。「人・ことば・社会」が研究のテーマです。特に、ことばによるコミュニケーションを意味や機能の点から研究しています。「ことば」を観察する方法は、たくさんあります。身の回りで家族や友達が使っていることば、毎日送られてくるメール、外で見かける看板、もちろんテレビや新聞など、現在使われている「ことば」は、実に不思議が一杯です。また、現在使われている「ことば」が一昔前、或はもっと昔に使われていたものとどのように異なるのか、またなぜそのような変化が生じたのかについて考えるのもとても魅力的です。さらに、皆さんが話す日本語を他の言語と比較し、共通点や相違点についてあれこれ考えてみるのも楽しいものです。

大切なのは、このような「ことば」によるコミュニケーションは、全て「ひと」が関わっているということです。「ひと」から切り離された「ことば」は存在しません。「ことば」は、人や社会と密接に関係し合っています。身の回りのことばをよく観察してみて下さい。きっと興味深いことが見えてくるはずです。

講義・演習

コミュニケーション概論

 前期は、言語学の諸分野の中でも、特に語用論(pragmatics)・談話分析(discourse analysis)について概観します。後期は、前期学んだ内容を踏まえて、日常生活で起こる「誤解」や「ミスコミュニケーション」について考えていきます。

言語・コミュニケーション基礎演習 A

 語用論(pragmatics)と談話分析(discourse analysis)の基本概念について学びます。日常のコミュニケーションにおいて、我々は伝達手段としての言語をどのように発信したり、受信したりしているのでしょうか。また、発信された会話やテキストはどのような姿をしているのでしょうか。この授業ではこれらの問題を考える上で一助となる諸概念について英語のテキストを読みながら学んでいきます。

コミュニケーション演習 B

 言語コミュニケーションには必ず「言語使用者(ひと)」が関与します。「ひと」は、外界世界について何を経験し、それをどのように捉え、表現しているのでしょうか。この授業では、このような疑問を探求する認知言語学(Cognitive Linguistics)の基本的な知識を学んでいきます。特に、我々が外国語として学んでいる英語の様々な文法現象は、英語母語話者のどのような認知的活動の表れなのかを探りながら、英文法に関する知識を深めていきます。

Vocabulary Building

 英語を用いて円滑なコミュニケーションを行うことができるように、日常会話で使用される発話文を用いて、四技能(聞く・話す・読む・書く)の要素を交えながら、実用的なボキャブラリー・トレーニングを行います。

主な業績

主な著書・論文(過去10年間、単著・筆頭著者分のみ)

2017 Stopgap subordinators and and but: A non-canonical structure emergent from interactional needs and typological requirements. Cognitive Linguistics 28(2): 239-285. (共著)

2015 『擬似共通語に起因する誤伝達分析のための基礎研究』(平成23~26年度科学研究費補助金報告書)藤女子大学(単著)

2014 “Final hanging but” in American English: where a formal coordinator meets a functional subordinator. In Sylvie Hancil and Ekkehard König (eds.) Grammaticalization: Theory and Data. Amsterdam: John Benjamins, pp. 257-285. (共著)
 
2014 方言イメージの形成過程:関東方言話者の北海道方言に対する印象評価を事例として 『社会言語科学会第33回大会発表論文集』pp.40-43. (共著)
 
2014 Truncation and backshift: Two pathways to sentence-final coordinating conjunctions. Journal of Historical Pragmatics 15(1): 62-92. (共著)
 
2014 ‘Leap’ or ‘continuum’?: grammaticalization pathways from conjunctions to
sentence-final particles. Mike Borkent, Barbara Dancygier, and Jennifer Hinnell (eds.) Language and the Creative Mind, Stanford: CSLI Publications, pp. 83-99. (共著)
 
2013「これって方言だったさ」:共同注意の観点から見た北海道方言の終助詞『さ』.  『社会言語科学会第31回大会発表論文集』pp.146-149. (共著)
 
2012  Inclusivity and non-solidarity: honorific pronominals in Ainu. Pragmatics and Society 3:1: 149-166. (共著)
 
2011 What motives an inference? The emergence of CONTRAST/CONCESSIVE from TEMPORAL/SPATIAL OVERLAP. Klaus-Uwe Panther and Günter Radden (eds.) Motivation in Grammar and the Lexicon. Amsterdam: John Benjamins, pp. 107–132. (共著)
 
2011 『コーパス分析に基づく北海道方言の談話・語用論的研究』(平成20~22年度科学研究費補助金報告書)藤女子大学 (単著)
 
2010 「おかしいしょ、そして」:北海道の話し言葉で用いられる『そして』の意味・機能的方言特性. 『社会言語科学会第25回大会発表論文集』 pp. 78-81.(共著)
 
2009     「他者の中の自己」と「個としての自己」-自己観から見るポライトネス表現比較-『文化と言語』70: 1-20, 2009年3月. (単著)
 
2008      Commitment to an implicit aspect of meaning: a notional differentiation between concessive connectives, Commitment: the Belgian Journal of Linguistics 22, pp. 137-154. (単著)
 
2008 「アイヌ語の敬称表現について: ポライトネス理論の視点から」 井筒勝信編『アイヌ語学と現代の言語理論』北海道教育大学旭川校, pp. 273-289. (単著)
 
2008     Contrast, concessive, and corrective: toward a comprehensive study of opposition relations, Journal of Pragmatics 40: 646-675. (単著)