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     文化総合学科の1年生の担任となりました、松村と申します。今年度、本学科では、本学2学部6学科の中で最も多い107名の新入生を迎えることができ、大変嬉しく思っております。
     さて、本学科では学科設立以来、毎年4月に花川キャンパスのセミナーハウスで宿泊研修を行っています。1泊2日の日程で行われる宿泊研修は、教員の自己紹介から始まり、その後、夕食をはさみながら107名の新入生全員が自己紹介し、その翌日にはマリア院の見学や各基礎演習の紹介が行われます。今年度はまだ雪の残る肌寒い中での宿泊研修となりましたが、自己紹介や基礎演習の時間を通じて、いまの学生がどのようなことを考えながら普段の日々を過ごしているのかを知り得たことは、私にとってもよい機会となりました。また、宿泊研修1日目の日程が終わり、学生たちの楽しげな話し声を聞きつつ、自室で読書に耽る時間は、私にとっても心温まるものでした。

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     ところで、今年度の1年生は、この日本をはじめとする世界全体が様々な問題に直面している時代に4年間の学生生活を送ることとなります。ふりかえってみれば、彼女たちは、小学・高校生のときに東日本大震災や熊本大震災を経験し、その後も、日本の社会の在り方自体が大きく変わろうとする出来事を多く経験しています。また、世界に目を移して見た際、現代は資本主義やグローバル市場経済の歪みが各国のナショナリズムと結びつくことで、多くの問題をもたらし、新たな価値観の創出が求められる時代にあると言えます。そして、このような中で今年度の1年生は学生生活を送り、社会へと旅立っていかなければなりません。
     しかし、 そうした困難なときであるからこそ、文学部、更に本学科での学びは、現代という時代を生きる上での手がかりを与えてくれます。人間の営みに多様な側

    面から光を投げかける人文学の知は、人間という存在の実相を浮かび上がらせようとします。私の専門は西洋中世哲学ですが、哲学はそれを学ぶ者の内に、現実世界の諸事象を視界に収めつつも、そこから離れた普遍的な視点を築くことで、物事の本質を見定めるちからを養います。そして、人文学の古典を読み解き、著者の思考のプロセスを追体験することで得た「粘り強い思考」は、人生において自身が直面する問題と向かい合い、その問題をひたすらに考え抜き、答えを出すための大きなちからとなります。
     4年間にわたる学生生活を通じて、学生たちは多くのことを学び、また課外活動に打ち込むことで、大きく成長していくことになります。そうした中で、 担任として、微力ではありますが、彼女たちが成長するための手助けをすることができれば幸いです。学生たちが有意義な学生生活を送ることを祈念し、担任の挨拶とさせて頂きます。

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